ふと、そうなんだと感じたりすることはありませんか?
それは、今までの自分の考えではないものです。思わされるとでもいいましょうか。
あるお嫁さんが、姑さんとの間で葛藤していました。良く考えてみると良い姑さんなのに、どうして、こんな葛藤が起こるのだろうと思っていました。更によくよく考えてみると、自分が姑さんと葛藤するきっかっけがあったのです。それは、ご主人様が姑さんの肩を持つ時でした。姑さんと夫が、自分の知らない親子の関係だけで話していて、その後、いつも腹が立ってくるのです。そこには嫁、奥さんという立場がどこにも見あたらないからだったと気が付きました。
ですから、姑さんとの葛藤というより、ご主人様と葛藤していたということになります。
更にご主人様を良く観察すると、自己中心の人というより、場を読めない人なのだなあと気が付きました。会社でも人間関係がうまくいかないようなのですが、相手の方への配慮が出来ないようで誤解を招いてきたようなのです。ご主人様は発達障害と診断されているわけではありませんが、お嫁さんが、そういう夫なのだなと悟ることが出来て、そのあとから気持ちが楽になったそうです。
人を変えようとしてもなかなか難しいものです。事実を受け止めて、更に良い部分を見い出していくほうが、多くの葛藤に費やすよりも、やりがいのある意気込みに変わるのではないかと思います。