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コラム

COLUMN

負けるが勝ち

負けるが勝ちという言葉をご存じだと思います。

本当にそうなのかを少し考えてみましょう。

ある夫婦が意見の違いで喧嘩になりました。互いの意見を聞きながら本当に性格の違いを感じ、これでは、決して仲直り出来ないと感じます。それもやむを得ないのかなあ、人は簡単に変わることが出来ないしなどと思います。しかし、喧嘩をして和解が出来ていないと次の日の生活や仕事などが快活にできなくなってしまいます。それを放置してしまうと家庭内別居や離婚にまで至ってしまうこともあります。

人生を幸せに過ごしたいのに、どうしてこうなってしまうのでしょうか?

自分自身の選択が間違っていたのか?なども考えることもあるでしょう。

我慢してしてそのまま放置することも、離れることも考えるかもしれません。

ただ、その前に、意地を張り合うのをちょっと置いて、負けてみるのはどうでしょうか?

負けたら、負けになるのでしょうか?

ご主人様は、奥様に頼むから負けてくれと頼んだそうです。ちょっとだけ受け止めてくれと頼んだそうです。そうしたら、自分も素直に反省も出来るし、妻の願った方向にもなりたいと思うと言われたそうです。

ご主人様は自分の苦手なことを、毎回妻から攻められストレスを受けていました。

医者の診察を受けて、これ以上ストレスを受けると、心の改善が難しくなると言われたそうです。

ご主人様は、これ以上、悪化したくないし、妻とも別れたくないので、意を決して、奥様に負けてくれと頼んだのです。

奥様はその時、ことの重大さをしり、ご主人様の気持ちを受け止めました。

特別なことをするのではありません。ごめんね~。そうだったのね~。辛かったんですね~。わかってあげられなくてごめんね~。私も悪かったわ~。あなたの苦しかったことを言わないようにするわ~。などでいいのです。心がこもっていればいいのです。

そのようにしたら、次の日、ご主人は奥様にごめんな!と言いたくなって電話をしたそうです。

なんだ、他愛もないことだと思われるかもしれませんが、このような、お互いの小さな心づかいがとても大切なのだと思います。

幸せは、お互いに作っていくものだと思います。与えられるものではありません。小さな努力の積み重ねだと思います。維持を張り合って、関係がギクシャクする前に、負けてみるのも一つの方法だと思います。